電車でアメリカ横断旅では、主に楽しそうなことばかり書いていますが、やはり旅の中では色々なことが起きます。その中で、電車でアメリカ横断旅に書けなかった旅の裏側を書いていきたいと思います。時系列順に書いていきます。
チケットがキャンセルされている
僕はFlagstaffが今回の電車旅の出発地点だったので、そこで今回の電車の全てのチケットを受け取る予定でした。
しかし、実際に窓口に行って、チケットを下さいというと、なんとキャンセルされていると言われました…。その瞬間絶望の淵に落とされました。(なんかデジャブと感じたのは僕だけでしょうか。ちなみにアメリカに来た初日にもホテルにチェックインを拒否されたことがありました)。
寮に帰って、何の映画を見ようかなとも考えました。でも、今回の旅にはかなりお金をかけているのでここで引き下がるわけにはいけないと思い、もう一度アタックし、駅員さんが誰かに電話してくれなんとかチケットを得ることが出来ました。
どうなっていたのかは正直よく分かりません。とにかく、チケットがもらえて本当に良かったです。
クレジットカードの使用可能額が上限に達する
正直予感はしていたのですが、やはり上限を超えてしまいました。僕のクレジットカードは上限が20万円までなのですが、20万円の上限というのは使ったお金を支払うまでなのです。
例えば、月末締めで翌月の25日に先月分使った金額を支払うとします。そうすると、使用可能額というのは払うまでなので、先月の1~31日+今月の25日までの間使えるお金ということになります。
僕は、約2か月で20万円を使ってしまったということですね。ここからどうしたかと言うと、幸い僕は家族カードを持っているので、それを使っていくことになりました。でも、親のカードなのであまり使いたくないというのが本音です。
海外に行く場合は、クレジットカードは必ず2枚以上持って行くのが良いですね。使用可能額の上限も調べていくとより安心かもしれません。
優しいおじさんと出会う
基本的に電車は2人席シートなので、一人で電車に乗ると必ず知らない人と座ることになります。EmeryvilleからSalt Lake Cityに行く間に一緒になったのがKevinおじさんでした。
最初は、二人ともぎこちなかったのですが、おじさんは高校の時に日本に1年間行ったことがあり、それをきっかけに話が弾みました。
おじさんは、すぐに食堂車に移動し別れてしまったのですが、僕が後から食堂車に行くとまだそこにおじさんが居たので、話しかけに行きました。おじさんは、僕が今旅をしていることを伝えると色々なところの観光地について教えてくれました。
他にも今いる景色の説明をしてくれたりと、とても優しい印象のおじさんでした。そんなおじさんがおもむろに取り出したのが、失業保険の書類でした。
なんとおじさん最近14年間働いてきたところを解雇されたと…。「これを書かないといけないんだ。クリスマスは楽しく過ごしたいからね」と言って、全然悲しそうな表情は見せていませんでした。
ただ、優しい人の中には悲しい側面があったりするのかなと、おじさんが電車を降りてから思ったりしました。そして、おじさんと話していた時と同じような景色を見るとすごくセンチメンタルな気持ちになりました。
一つ気がかりなのが、おじさんが降りたのがカジノでラスベガスの次と言われるRenoだということです。おじさんは、そこが出身だと言っていましたが、Renoでカジノをするために降りたと考えるのは考えすぎでしょうか…。
何はともあれ、Kevinおじさんと出会えてとても良かったです!一人旅が楽しくなりました。
次に続く…