こんにちは、ナスビーニョです。今回は僕の実体験をもとに留学について思うことを書きたいと思います。
おそらくこの記事を読んでいる人は、留学に興味がある、または現在留学している人が多いと思います。
それでは皆さんに質問です。
留学はする価値があると思いますか?
留学するのにはお金がかかります。僕の場合は一番コスパが良いといわれる交換留学でも220万(月当たり20万円)かかっています。
そんなに大金を払ってまですべきことでしょうか?
留学の目的
留学に行きたい人・現在留学している人はちゃんと目的があってしていますか?
- 英語力を伸ばす
- 外国人の友達を作る
- コミュニケーション力をつける
よくよく考えれば、日本で全部できてしまいませんか?
英語力を伸ばす
英語力を伸ばすためには、わざわざ海外に行く必要はあまりありません。もちろん行けると良いのですが、かなりのお金がかかります。
今ならば月額980円で英会話など格安サービスを受けることが出来ます。
環境さえ自分で作れれば、留学せずに英語を身に付けることは可能なはずです。
外国人の友達を作る
なぜわざわざ外国人の友達を作る必要があるのですか?
小学校の友達すら離れ離れになって疎遠になっているのに、外国で友達を作ったあとにずっと友達でいれる自信はありますか?
どうせ離れ離れになるならば、作らないほうがいいんじゃないですか。
外国人の友達を作るだけなら、日本にいる外国人の人と友達になったほうがずっと仲良くできるのではないですか?
コミュニケーション力をつける
そもそも英語が話せたら、コミュニケーション力があるかというと違うと思います。
コミュニケーション力とは、相手と上手く意思疎通ができることです。
一方的にしゃべりすぎてもダメだし、ずっと聞いて意見を言わないのもダメです。
海外にいるときは、どうしてもまず聞きに徹しがちです。そんな中で、コミュニケーション力が上がると思いますか?
それなら、自分が自由に使える日本語でコミュニケーション力を磨けばいいのではないですか?
留学する本当の価値
先ほどまでは留学不要のオーラを出していましたが、本当は皆さんに留学してほしいです。
ただ、1歩踏みとどまって、本当にする価値があるのかしっかりと考えてほしいということです。
ここでは僕が留学してよかったと思うことを挙げておきます。
- 自分は人と違うということが分かった
- やり遂げる能力(情報収集・問題に対処する力)
- 友達が作れた
- 専門知識が増えた
自分は人と違うということが分かった
日本人は皆、普通を目指します。そして普通じゃない人を排除していきます。この背景にある心理は皆しているから、皆同じだからと思っているからです。
でも、そんなことはないですよね。皆違います。今知っている人を思い浮かべてください。
顔や個性など全員違うと思います。誰一人として同じ人間はいないと思うのです。でも、日本にいれば、違うと分かっていてもなぜか同じのような感じがしていました。
あ、あの人も同じだと。
でも留学をして、自分は皆と違うんだと感じることが出来るようになりました。
留学をするということ自体が人と違うことをしているとも言えます。
アメリカに行き、現地で授業を受け、旅をし、友達を作り、サッカーをし、全て合わせて自分だけにしかできない経験をして帰ってきたと言えます。
これは大きな進歩だと思います。
やり遂げる能力
留学にはハプニングがつきものです。どんな問題でも自分で何とかしなければならないことが多いです。
そしてそういったハプニングに合い続けると、事前に問題を対処する力が徐々についてきます。
これで本当に大丈夫なのかと。
海外では一つの間違い、準備のし忘れが命取りになることもあります。(実際僕もパスポートの不携帯で強制送還に危うくなりかけました)
しかしこういう経験、そしてやり遂げる能力は、自分が新しい環境に身を置いたときにしか達成できないと思います。
日本から抜け出し、留学したからこそ得たものだと思っています。
友達が作れた
さっきと反対のこと言ってるじゃないかという人がいると思います。
でも友達ができたことも大きな収穫です。
そもそも疎遠になって連絡が途絶えるようならば、真の友達ではありません。
そして外国にわざわざ友達を作らなくてもいいじゃないかということですが、彼らの存在は非常に大事です。
なぜなら僕たち日本人とかなりバックグラウンドが違うからです。バックグラウンドが違えば考えていることが、違います。(実際人の考え方は幼い時の環境によってほぼ決まってきます)
外国人の友達は自分の視野を広げ、自分の考え方がステレオタイプ的であると教えてくれます。(もちろん会話している時に、常にそれを意識しているわけではありませんが、後々振り返れば、自分の思考が固定化されていることに気づきます)
そして、何よりも一緒にいて楽しければ友達であると思います。外国に行ったときに一緒に遊べる友達がいるのは最強じゃないですか?
専門知識が増えた
僕は留学に遊びに行ってはいません(もちろん、遊んだりはしました)。
大学生の本業は勉強をすることであって、遊ぶことではありません。(大学は高等教育と言って普通教育を終えた人が専門知識を学ぶ場所です)
留学に行ってもきちんと勉強をし、しっかりと専門分野について学ぶことが出来たといえます。
また英語力に関しても専門分野など特に伸びたと思います。
これは本当に留学をして良かったと思えることです。
これまでに4つの留学をして良かったことを伝えましたが、この中で最初に目的意識をもっていたのは専門力の強化だけです。
ここで留学する本当の価値が見えてきます。
留学の本当の価値とは、思いがけない、能力・価値観・感覚・思考などが意図せず得ることが出来るということです。例えば、一生の友達、またとない経験、人生観の変化などが得られるかもしれません。
しかし、これはそれまでに目的意識をもって全力で準備をしているからであって、目的意識なしに留学しては何も身に付きません。
例えば、親が留学しろと言ったから留学に来たという人がいました。その人は一番な簡単な授業を取り、毎日ゲームしているだけだっと聞きました。
そんな留学に果たして意味があるでしょうか?
留学を目指しているからには、自分で考え、自分で目的をもって行動してほしいと思います。もちろん、目的が達成できないこともあると思います。
でも、そんな時にでも代わりに得るものが必ずあると思います。
留学は人生に一度できるかどうかです。
ほとんどの人が留学したかったと言いながらあきらめていきます。
そんな中でもし実現するとしたら、色々なものを得て帰ることが出来ると最高じゃないですか?
最後に
今回は、留学する本当の価値について伝えました。
しかし、残念なことに留学する価値は留学した人にしか実は分かりません。
じゃあ今まで何を長いことを書いてきたんだということですが、「しっかり準備し、自分だけの留学する価値」を手に入れて欲しいということです。
留学したい人!
その調子で頑張りましょう、留学は楽しいですよ!
そして留学した暁には、留学する価値について僕に教えてくれると面白いですね(笑)
これで終わりです。
ここまで読んで下さってありがとうございました。お疲れ様です。そして僕からのメッセージが伝われば嬉しいです。