ナスビーニョの日常

やりたいことよりも安定を取った就活生の本音

こんにちは、ナスビーニョです。

先日、下の記事が話題になっているのを見かけました。それについてツイッターでも色々な意見が出ていました。

就活は「やりたいこと」より「安定」。2020年卒の意識調査で明らかに

この記事見た瞬間に、自分の事やんと思ってしまったのでした(笑)。今回は20卒の就活生として、この記事に対してどう思ったのか、そして自分がどのように考えて内定先を選んだのか綴りたいと思います。。

就活生は安定を選ぶ

2020年春に大学を卒業する学生に実施した就職意識調査で、志望企業選択のポイントについて、「安定している会社」が39.6%で2001年の統計開始以来初めてトップになった。株式会社マイナビが4月15日、調査結果を発表した。

上記記事より引用

なんと企業選びの時に1番見られているのが、「安定している会社」ということでした。それには元就活生のナスビーニョも驚きました。

ちなみにランキングは以下の様になります。(20卒マイナビ大学生就職意識調査より)

  1. 安定している会社(39.6%)
  2. 自分のやりたいことが出来る会社(35.7%)
  3. 給料の良い会社(19.0%)
  4. これから伸びそうな会社(13.0%)

なかなか興味深い順位です。

ナスビーニョ自身が就活時に重視したのは2,4です。

自分のやりたい事ができる会社、またはこれから成長性がある会社に入りたいと思ってました。

一方で、安定している会社を選びたいというのもかなり納得がいきます。

今年の20年卒は1995~1998年生の人が大半です。

この世代はちょうどバブルの崩壊後に生まれ、贅沢をするということを知らない人が多いと思います。ちょうど失われた20年を生きてきた形ですね(笑)。

また、途中でリーマンショックがあり、両親が転職せざるを得なくなった、または生活が厳しくなったという人が多いんじゃないかとナスビーニョは思います。

そんな社会を見て育つと、『安定』という文字はかなり魅力的に映ります。なぜなら、高給でも途中で解雇されると立ち行かなくなるというの明らかで、安定した会社にずっと勤める事ができればそういった事は防げるからです。

また、自分のやりたいことを追求することよりも『安定』を取るのは、自分のやりたいことを追い求めても実際に手に入れることが難しいと決めつけている人 or 自分のやりたいことがまだ決まっていないというのが根底にありそうです。

そういった人にとっては安定というの大きな企業選びのポイントとなるはずです。

以上、20卒の就活生であったナスビーニョの意見です。ここからは実際にナスビーニョがなぜやりたいことよりも安定を選んだかについてです…。

やりたいことよりも安定を選んだ

ナスビーニョは国立大に通う経済学部生です。無事、先日就活を終えることが出来ました。

最終的にA社と上記に書いたアセットマネジメントのB社から内々定を頂きました。

A社は安定感抜群です。日本の中で将来倒産する確率が低い会社TOP10には入ってそうです。(こんなこと言ったら将来に絶対はないというようなお叱りが飛んできそうですが…)

B社はアナリストになりたいといって内々定を貰ったので、もし就職すれば、自分の今やりたいことが達成できる会社です。

A社の知名度は抜群です。しかも中学生の時に就職したいなと夢に思っていた会社でありました。B社は業界の人ならもちろん知っていますが、一般の人は知らないと思います。

でも、B社はこれからグローバル化を進めていくということで、ナスビーニョの英語力もかなり評価してくれました。将来は海外駐在もあり得ると…。(ちなみにナスビーニョはTOEIC900超えくらいです)

A社の初任給は平均で転勤ありです。B社は月5万以上A社より高く、東京勤務です。A社は離職率がかなり低いです。(転職がしにくいのかも?)B社は資産運用会社なのでかなり転職先が色々あると思います。

この2つで1週間くらいかなり悩んでいました。

色々な人に相談しに行きました。

ナスビーニョの母親は

「転職する時に有利とか不利っていうのではなく、自分がこれって決めた職業には定年まで働くぐらいの覚悟を持って臨んでほしい

キャリアセンターの人は

「B社にせっかく内々定貰ったんだから、自分のやりたいことをすべき。資産運用会社は本当に面白そうだし」

などと言っていました。色々な人に意見を聞く度に固まっていた意思が揺れ動きました。

熟考の末に決めたのは、A社です。以下に理由を2つ挙げます!(ここでは安定とやりたいことという観点からの理由のみです)。

安定は悪いことではない

安定は悪いことではありません。安定しているからといって、その会社で怠けて働くわけではありません。

給与をもらい、ずっと定年まで働けるならそれだけで本望ではないでしょうか。

今は転職の時代といわれていますが、転職にもリスクが付きまといます。転職すれば、退職金が減ります。また転職により年収が増える人は40%であるとも聞きます。

安定している会社に一生勤めることは悪いことではないですよね!

自分のやりたいことは変わる

自分のやりたいことを仕事にしたとします。

もし、その仕事に興味がわかなくなったら?

もし、その仕事が自分に合っていないと気づいたら?(新卒では就職経験がない人がほとんどです。やりたい仕事が実際に自分に合っているかどうかはやってみるまで分かりません)

ナスビーニョ自身もアナリスト志望ではありましたが、その興味が永遠に続くとはあまり思えませんでした。

更に、アナリストのマネであれば個人投資家として出来るのではないかという甘い考えも持っています(笑)。

以上の2つから自分のやりたいことよりも安定を選びました。ナスビーニョ自身もこの判断が正しいのかどうかわからないし、本音をいうとまだ少しアセットマネジメント業界に未練もあります(笑)

将来この判断をして良かったといえるような人生にしたいですね…。

あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます。

A社を選んだ理由はもう1つあります。それは、中学生の時の夢だったことです。夢がかなうことはなかなかないですよね…。嬉しすぎました(笑)。

最後にまとめとして、A社とB社の比較をしてみました。どちらを選ぶでしょうか。コメントなどで教えていただければ嬉しいです。