こんにちは、ナスビーニョです。
今回は、Amazonのマーケットプレイスで横行している酷い手口を紹介したいと思います。
1. Amazon マーケットプレイスとは
AmazonマーケットプレイスとはAmazon.comが所有する電子商取引プラットフォーム。第3社の販売者が新商品または中古品をネット市場で販売することが出来る場所。
少し難しいですが、要はAmazonが販売の場所を提供しているだけであって、Amazon 自体が販売していないということです。
Amazonの利用者はとても多いので、多数の業者が参入しています。しかし、その中には悪質な業者も混じっています。
今回はそういった悪質な業者の巧妙な手口について書いていきまます。
2.実際の手口
Amazonマーケットプレイスで売れるためには、高評価・そしてPrimeマークが必須です。下記リンクにおいても、Amazon 自身がprimeマークを付けることを推奨しています。
悪質な業者は日本人が高評価とprimeマークだけを見て商品を買っていることを利用し、少し劣った商品を買わせるのです。
それでは手口を見ていきましょう。(これはTwitterの投稿を書き起こしたものです)
(1)まず、Amazonに出店すると同時に、価格の非常に安い商品(100円程度)を大量に出品する。
(2)それを、大量に作った評価用のアカウント(50以上)で購入する。
(3)出展者は実際に商品は出荷せず出荷連絡を行い、評価用アカウント側はその出展者に★5個のレビューを付ける。
(4)ショップの評価が99%以上のユーザーが★5を付ける優良ショップになり、自社出荷にもかかわらず、Amazonが配達するprimeマークの資格を得て、出品が出来るようになる。
こうして、偽造primeマークを付けた商品が出回ることになります。
出品者からすれば、2500円程度でprimeマークを付けれるのでとてもお得ということになります。
最近、中国の個人や中小企業向けに、日本のAmazonに進出する為のセミナーがあちこちで開かれていて、そのメソッドがえげつない…という話が興味深かった。
という内容のツイートをしたけれど、長くなったので、画像にまとめました。 pic.twitter.com/HrQCPZq9sT
— 台湾人 (@Taiwanjin) 2018年7月13日
3.なぜ騙されるのか
この悪質業者が現れやすい価格帯が1000円~3000円と言われています。
- 手ごろな商品を買いたい
- 一方で、質も少しは良いのが欲しい
という2つの消費者のマインドを逆手に取っているのです。
優良出品者のマークであるprimeマーク、そして評価を表す★の数がどちらも、逆効果になっているといえます。
4.買って後悔しないために気を付けること
買って後悔しないために気を付けることは以下のようになります。
- Primeマークだからといって安易に信用し過ぎないこと
- 高評価は良いが、コメントや★3★4の内容があるかどうかを確認する
- 他の商品も検討してみる
評価コメントに関してですが、実は★5のコメントにはほとんど信用性がありません。出品者が自前で用意しているからです。
それよりかは、★3や★4などのコメントを読み、商品の良しあしを判断するようにしましょう!
5.最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
実際にこういう業者がいるのかと半信半疑のかたもいると思います。
僕も最近まで思っていましたが、Amazonで普通に買い物をしている際に発見しました。
下の商品の評価を見てもらえば分かるのですが、どちらも全て評価が★5です。
こういったことはまずありえません。さらにprimeマークも付いています。
是非こういった商品は買うのを控え、違う商品を検討するようにしてください!