ナスビーニョの日常

13の理由から学ぶ大切なこと

こんにちは、ナスビーニョです。今回は、ネットフリックスで公開中の「13の理由」を見て、感じたこと思ったことをまとめたので紹介したいと思います。

この記事は13の理由に関するネタバレを含みます。視聴し終えていない人は、先に13の理由を見ることをおススメします。

13の理由から学ぶ大切なこと

このドラマは、ある一人の少女ハンナ・ベーカーがなぜ自殺してしまったのか、そこに焦点を当てています。

現代に起こりえる、いや起こっている問題にぐさっと切り込みを入れ、見ている人に考えさせるようなドラマです。

 

 

 

1つめ

自殺する人は必ずサインを出している

ドラマではハンナが自殺した理由を13個挙げています。全て何かしらハンナの自殺に関連があります。

自分は何も自殺に関係ない、そう思い込んでいるだけではないのか?

あの時、こうしておけば自殺はふせげたのではないのか?

そんなことをキャストともに考えさせられました。

実際にハンナはドラマ内でもサインを出していました。

  • ハンナが書いた匿名の手紙
  • ザック宛てに書いた手紙
  • 自分の胸の内を書いた詩
  • 生徒指導に悩みや全てを打ち明けた

しかし、これら全てのサインがことごとく違う方向にずれてしまいます。

もし自分に同じようなことが起きたらどうすればよいのか。

それはそのサインを出した人のことを勘ぐったり、面白おかしく取り上げることではありません。

またもし自分の友達にそういうことが起きたら…?

作中では、ハンナに1人でも友達がいたら自殺しなかっただろうと出てきます。

自殺者がなぜサインを出すのか。それはだれかに聞いてほしいという心の叫び声の現れだと思うのです。

そのサインを残らずキャッチし、親身になれとは言ってはいまん。

ただ誰かが、叫びを上げている。そんな時に、人に寄り添い優しくできる、そういったことが求められていると思います。

2つめ

まだLGBTには優しくない世界

このドラマでは、LGBTの人たちが出ています。でも、LGBTであることを知られたくない、そういった描写も出てきています。

もし明日、友達がゲイまたはレズビアンだとカミングアウトした時、あなたは今まで通り普通に過ごすことが出来ますか?

もし、Noと答えた人がいるならば、それがLGBTであることを知られたくないと思わせるようにしているのです。

今の世の中、男性が好きな男の人、女性が好きな女の人。色々な人がいます。

そういった人たちも含めて、生きやすい世の中にしていかなければいけないということを教えてくれた気がします。

3つめ

性的暴行の恐ろしさ

作中でジェシカ・ハンナが性的暴行に合います。ジェシカはこれからずっと苦しみ、ハンナには自殺する理由のとどめになりました。

相手が誘ってきたから。相手が酔っていたから。相手が1人だったから。

それは何1つ性的暴行をしていい理由にはなりませんよね。(相手が誘ってきたというのは主観であり、決して本人が意図していないことがあります)

ドラマ内では、二人とも誰にも胸中を言えずに苦しい思いをしているシーンがあります。

改めて、性的暴行は被害者に身体的ダメージを与えるだけでなく、多大な精神的苦痛をもあたえるものであると再認識しました。

そして、女性の人は、もし望まない性行為があれば、はっきりとNoを言う・助けを呼ぶなど、声を上げることが大事かなと思いました。

4つめ

行動する前に1度考えることが大事である

ハンナを巡って、色々なうわさが立ちます。

  • SNSで画像を拡散する。
  • 軽はずみで作ったリスト。
  • 噂を利用しさらにデマをでっちあげる

これらの全てに共通するのが、1度冷静になって考えれば、そんなことはしてなかったのではないか、ということです。

誰しも時々、思い付きで行動してしまいます。

しかし、そんなときに少しだけ、一瞬だけ、自分がしようとしていることは、正しいのかと考えを巡らせる必要があると思います。

5つめ

人はラベルを貼って生きている

人はどうしてもラベルを貼りたがります。

あの人はゲイだ。あの人は黒人だ。あの人は貧乏だ。

時にはラベルは個性となって活きてきます。しかし、ラベル自体はその人の本質を見ずに、判断させてしまう非常に危険なものです。

あなたも誰かにラベルを貼ったりしていませんか?

もしくは、誰かが貼ったラベルを鵜呑みにしていませんか?

ラベルではなく、その人の本当の性格・人となり、それこそがチェックする値打ちがあると思います。

最後に

13の理由は、ただ眺めていても面白いですが、色々なテーマを与えてくれます。

是非、上記のことを参考にもう一度見直してみてはどうですか?

そして、自分自身の行動をもう一度見つめ直してみてください。