こんにちは、ナスビーニョです。今回は、理系が経済学部に行くメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
目次
メリット
- 入った後でかなり有利
- 理系に行けば大学院まで6年かかるが、経済学部では4年で済む
- 就職の幅が広い
- 女子の割合が多い
ざっくりとメリットはこんな感じです。
それでは、1つ1つ解説していきます。
入った後でかなり有利
理系から経済学部に入ると、入学後かなり有利になります。というのも、経済学自体は数学を使うことが多いからです。
特に経済学の基幹と言われるミクロ経済学・マクロ経済学は数学をとても使います。数学でしっかり理解することが求められます。
しかし理系であれば、微分・積分をしっかり習っていることはかなり有利になるでしょう。
就職の幅が広い
経済学部に入るとどの業界にでも就職することが出来ます。
一方理系に行ってしまうと、特定の分野にしか就職することが出来ません。
まだやりたいことが決まっていない人ならば、むやみに理系に行くことはあまりおススメではありません。
経済学部かなり融通が利くので、経済学部に入り自分がしたいことを探してみるというのもありだと思います。
4年で卒業できる
これもメリットと言えます。理系であると大抵の人が大学院へ行きます。
そうなると学費を6年分払わなければいけませんよね。しかし、経済学部だと大学院に進学する人はかなり稀なので、4年で卒業すると考えると2年分学費を払わなくて済みます。
またその分早く社会に出ることが出来ます。学費を節約できるだけでなく、2年早く社会に出れるということはとても大きいですよね。
また、大学院に行き研究漬けといった理系ライフを送らなくて済むというのも良い点かもしれません。(ちなみに研究漬けの毎日は好きな分野でないと耐えられないそうですよ…)
女子が多い
理系の学部はどうしても男子が多くなりがちです。
特に中高と男子校だった人からすれば、もうこりごりと思うのではないでしょうか。
経済学部だと少なくても7:3、多ければ5:5の割合で男子・女子となっているところがほとんどです。
せっかく4年間の大学生活なので、経済学部で楽しくサークル活動などに励むのも良いと思います!
理系であれば、研究が始まるとほぼサークル活動には参加できないらしいですよ…。
デメリット
- 文系と同じ土俵で勝負しなければならない
- 就職の幅が広い
- 一度文転すると戻れない
メリットがあれば必ずデメリットもあります。いくつかのデメリットを上記に挙げました。
文系と同じ土俵で勝負しなければならない
多くの経済学部が未だに理系枠を設置していません。つまり、入試では文系の人たちと同じように試験を受けなければいけないのです。
例えば大阪大学経済学部であると、二次試験で国数英があります。文系は国語と英語を圧倒的に極めてきます。
その中で、数学でいかにアドバンテージを取れるかがカギになってくるでしょう。また英語も文系並みに取ることが求められます。
文系と同じ土俵で勝負することにある程度のリスクがあることを知っておかなければなりません。
就職の幅が広すぎる
デメリットである側面もデメリットとなりえます。
経済学部からであればどの業界に就職できますが、逆に自分で行きたい業界を決めなければなりません。
大学生になると分かるのですが、これはかなり難しいことです。
日頃から自分の興味がある分野・行きたい進路を考える癖をつけておきましょう。
1度文転すると戻れない
理系から文転することはいつでもできます。しかし、文転してしまうと、もう理系には戻れません。
そこでおススメなのが、最後まで数3を勉強してから、下の一覧の大学に申し込むことです。
東大・名大・東北大などには出願できませんが、京大・阪大・神大などには理系からでも出願することが出来ます。
詳しくは下の一覧を参照してください。
理系から出願できる国公立大学経済学部一覧
私立大学では社会科を2教科必要とする大学は多くないので国公立大学のみとします。
ここでは、センター試験で社会1科目を理科発展2科目で出願できる大学を挙げています。
- 小樽商科大学 商学部 前・後期
- 釧路公立大学 経済学部 前・中期
- 青森公立大学 経済経営学部 前・後期
- 岩手大学 人文社会学部 後期
- 茨城大学 人文社会学部 後期
- 筑波大学 社会・国際学部 前期
- 高崎経済大学 地域政策学部 前・後期
- 高崎経済大学 経済学部 前・中期
- 埼玉大学 経済学部 前期
- 一橋大学 経済学部 後期★
- 首都大学東京 経済学部 前期
- 新潟大学 経済学部 前期
- 富山大学 経済学部 後期
- 福井県立大学 前・後期
- 信州大学 経済 後期
- 静岡大学 人文社会学部 後期
- 三重大学 人文学部 前・後期
- 滋賀大学 経済学部 前・後期
- 京都大学 経済学部 前期★
- 大阪大学 経済学部 前期
- 神戸大学 経済学部 前期
- 兵庫県立大学 国際商経学部 前・後期
- 岡山大学 経済学部 前・後期
- 尾道市立大学 経済情報学部 前・後期
- 下関市立大学 経済学部 前・中期
- 香川大学 経済学部 前・後期
- 愛媛大学 法文学部 後期
- 高知大学 人文社会学部 前・後期
- 高知工科大学 経済マネジメント学部 前・後期
- 九州大学 経済学部 後期
- 九州大学 経済学部 前・後期★
- 北九州市立大学 経済学部 前・後期
- 佐賀大学 経済学部 前・後期
- 長崎大学 経済学部 前・後期
- 長崎県立大学 地域創造 前・後期
- 鹿児島大学 法文学部 後期
また、河合塾の志望校検索で自分で調べることも出来ます。
http://www.keinet.ne.jp/univsearch_index.html
★がついているものは個別試験で数3が課されます。
一部経済学部となっていないのもありますが、選択肢は多いほうが良いと思い、載せています。
また学科や入試方式など詳しいことはしっかりと自分自身で確認するようにしてください。
最後に
実は私も理系から経済学部に進学しています。理系から経済学部に進学したことは全く後悔していません。
受験期はあまり同じような人がいなかったので少し不安でしたが、経済学部に入りたいという意思があれば文系に負けずに入れると思います!
理系から経済学部に進学する人を応援しています!
頑張れ‼